
ワクワクする気持ち。
私たちが目指すのは、お客様が「ワクワク」するような体験をお届けすることです。服を手に取った瞬間の感動、試着して鏡に映る自分を見たときの喜び、そして商品が完成するまでの待ち遠しい気持ち――そうした「ワクワク」が詰まった洋服づくりを目指しています。
また、品質やデザインにこだわりを持つお客様にもご満足いただけるよう、私たちは本物の価値を持つ生地選びを大切にしています。
しかし近年、高品質な生地を作る機屋さん(織物業者)の減少や経営の難しさから、そういった生地に出会う機会が減少しているのが現状です。
共に生きる。
この課題を解決するため、私たちは「共生」をテーマに掲げた新しい仕組み作りに取り組んでいます。
機屋さんが喜び、仕立て屋である私たちも喜び、そしてお客様が「この商品に出会えて良かった」と思える喜びを感じられ、売り場である百貨店にもワクワク感を提供できる――すべての関係者が共に幸せを分かち合い、支え合う仕組みです。
この共生の循環を作ることこそが、私たちの考える持続可能な未来であり、日本のものづくり文化を守り、次世代に伝えていく道だと信じています。


さらに、私たちは現在、生地作りをしている機屋さんと協力仕合、布工房DENオリジナル生地の開発にも取り組んでいます。
この取り組みでは、機屋さんの熟練した技術と伝統を尊重しながら、私たちの遊び心やアイデアをプラスすることで、誰もが思わず「これは素敵!」と感じるような独自性のある生地を生み出しています。
こうして生まれるオリジナル生地は、私たちの洋服づくりに新たなワクワクを加え、お客様に特別な体験をご提供いたします。
布工房DENは、50年以上にわたり培ってきた技術と伝統を活かしながら、「ワクワクする商品」を発信し、作り手の想いとお客様の期待をつなぐ役割を果たしていきます。
生地作り、仕立て、売り場のすべてが互いに支え合い、長く続いていける仕組みを広げることで、新しい文化とワクワクを創造していきたいと考えています。

「布工房DENのすすむみち」×SINIC理論
〜共生と進化のデザイン〜